あなたの肌がどうしてたるむのか、ちゃんと原因わかっていますか?
あーっ、目の下のたるみイヤだなあ。気になる?。目袋が大きくたるんでみえるの、ホントにどうにかしたい!
肌がたるんでいると疲れて見えるし、老けて見えるし、いいことないよね。
でも、そもそも、なんでお肌ってたるんじゃうんだろう? 個人差激しいし、単に年だからっていうだけじゃないよね。
いつのまにか進行してるよね、たるみって…。
よくよく考えてみると、顔って、皮膚、脂肪、筋肉、骨で複雑に構成されてるよね。その一つ一つが老化するから、全体にお肌が下がって、たるんじゃうわけ。
単純に皮膚だけの問題じゃないのが、たるみの解決が難しい理由なのよね。
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たるみの原因は複合的なんです。
なつきです。
目の下のたるみ、悩みなんです。ハリほしい?!
そのたるみなんですが、香織ちゃんが言っているように、すごく複合的なんです。
単純にアイクリーム塗れば解決するわけじゃないっていうことは、たるみの理由を理解すればわかります。
顔を構成している皮膚(表皮・真皮)、その下の皮下組織の脂肪層、さらにその下の筋肉、全部が関係して、たるみをつくり出しているんです。
残念ながら、すべて加齢によって引き起こされていることです。
たるみっていうと、ブルドッグみたいな顔のイメージで、けっこう年いった人のお悩みって思っている人も、もしかしたらいるかもしれませんね。
でも、表皮の水分量、真皮のコラーゲンの並び方、皮下組織の脂肪量、このすべてが適正で、弾力のあるみずみずしいお肌の状態なのは、だいたい20才前後から24才までと言われていて、ここがピークなんです。
ピーク、短い … 。
25才からは、もうすでに老化が始まっているんです。
たるみの原因は大きく分けると3つあります。
- 真皮のコラーゲン・エラスチンの減少による肌の弾力低下
- 皮下脂肪細胞の肥大化による重力の増加
- 表情筋の筋力の低下
もう少しくわしく一つ一つを説明していきますね。
コラーゲン・エラスチンは減るだけじゃなくて、質も悪くなる?!
表皮を下から支えている真皮は、水分を多く含んだ厚い層で、繊維状のタンパク質・コラーゲン、ゴムのように伸縮する・エラスチンが網目のようなネットワークをつくって、お肌のハリと弾力をつくり出しています。
真皮のなかには、コラーゲン・エラスチンをつくり出す線維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞が散らばって存在しています。
線維芽細胞はコラーゲン・エラスチンを産生する細胞なのですが、一方分解する作用ももっていて、産生と分解がバランスを保つことによって、新陳代謝が保たれています。
ところが、加齢によって、分解が産生を上回ってしまうようになります。
産生が分解を上回っていた時期が、お肌のピークだったわけですね。
この線維芽細胞の衰えが、コラーゲンとエラスチンの減少につながって、ハリと弾力が失われていく=たるんでいく ということになります。
さらに、線維芽細胞自体の増殖能力も20代後半からは低下してしまうので、細胞の数も減っていってしまうのです。
さらに、コラーゲンの質も悪くなってきます。
コラーゲンには、可溶性と不溶性の2種類があります。
可溶性コラーゲンは水分吸収能力が優れている善玉コラーゲン、お肌のハリと弾力を保ってくれているのは可溶性です。
一方、不溶性コラーゲンの働きはまったく逆で、コラーゲンの線維は硬く変化していて、弾力性にも水分保持能力にも欠けています。
加齢や紫外線に長時間さらされることで、コラーゲンは可溶性から不溶性に変化してしまうのです。
また、コラーゲンの線維そのものも一本一本が細くなって、切れたり、短くなってしまうので、網目のようなネットワーク構造もまばらになってしまいます… 。
こうして、お肌に弾力がなくなって、たるんでしまうんです!
つい、コラーゲンについて熱く語ってしまいました。
脂肪細胞が大きくなるとたるみます。
どうしても年をとると、自然に太ってきます。
そりゃあ、そうですよね。若い頃と同じだけ食べていたら、基礎代謝量が減っていくわけですから、太ります。
お顔にもお肉がついてきます。これもたるみの元なんですね?。
真皮の下の皮下組織、脂肪が多く含まれているので、皮下脂肪組織と呼ばれることもあります。
皮膚と筋肉・骨などの内部組織をつなぎ合わせる部分で、もしも強い衝撃が加わっても、内部に直接その力が伝わらないようにクッションの役割をして、保護してくれているんです。
また、脂肪は熱伝導率が低いので、体温を保つ役割もしてくれています。
ありすぎは困るけど、ないのも困る大事な存在ではあります。
太るってことは、脂肪細胞の一つ一つが大きくなって、重みが増していきます。
そして、またまた加齢によって、細胞自体の代謝が悪くなることも、細胞を肥大化させます。すると、当然重力の影響を受けて、下方向に落ちていきます。
ハイ、たるみます。
ちなみに、脂肪細胞が集まってユニット化して、代謝しにくい状態になっているのが、セルライトと呼ばれている存在です。
顔の筋肉が弱るとたるみます。
顔の表情筋は手足の筋肉とは違って、骨ではなく直接皮膚についているため、薄くて、だから細かな表情をつくり出せるんですが、
薄いっていうことは使わないと弱くなりがちなんです。
顔には実際30種類以上の筋肉があるんですが、通常の生活では全体の30%くらいしか使っていないといわれています。
年をとると、腕や脚の筋肉っておちていきますよね。
おんなじように、顔の筋肉もおちていくんです。
筋肉がおちていけば、その上に位置する皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなります。
というわけで、たるみます。
また、筋肉の表面を覆ってまとめている筋膜は、コラーゲンが豊富な組織なので、加齢によってコラーゲンが減ると、ゆるみがちになってしまいます。
ちなみに、顔の筋肉が弱くなると、まぶたが下がって目が小さくなって目力が弱くなっちゃったり、頬がたれて口角が下がったりします。
表情筋はよく使って、筋力を落とさないように気をつけるのって、思っていた以上に大事なことなんです。
たるみの原因って、なかなか複合的でしたよね。
すべてに加齢が関係していましたが、それだけではない、たるみを引き起こす要因がけっこうたくさんあるんです。
次回以降改めて解説していきますので、ぜひたるみ対策の参考にしてくださいね。
- 25才以降は、コラーゲンやエラスチンをつくる線維芽細胞が衰えるので、ハリと弾力がどんどん失われていくので、たるみます。
- 太ると皮下組織の脂肪細胞が大きく重くなるので、皮膚が下がって、たるみをつくり出します。
- 表情筋もほかの筋肉と同じように、加齢で落ちていきます。筋肉が皮膚や皮下組織をささえきれなくなると、たるみが進行します。
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