とれるシワと、とれないシワがあるって知っていますか？

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保湿を徹底すれば、とれるシワもあります。

香織です。
シワにも種類があるんですよ。
これがわかっていないと、いくら一生懸命お手入れしても、あーんちっともシワ減らない、どうせ年なんだからしょうがない、あきらめようってなりがちなんです。

お風呂上がりって、お肌がつやつやしていて、ピンと張った感じになりませんか？
おっ、いい感じ♪ って思うことありますよね。
このとき伸びているシワ、これは保湿を徹底すれば、「とれるシワ」なんです。
これが、一般的に言われている「小ジワ」です。

小ジワは、主に目もとや口もとにできる表皮性のシワです。
原因は、ズバリ乾燥です。
なので、回復可能なんです!

特に、目もとは皮膚がとても薄くて、皮脂の分泌量が少ないので、乾燥しがちです。
目尻の、俗に言う「カラスの足跡」も指でシワを広げてみて消えるようであれば、まだまだ浅めなので、見込みがあります。
しっかり保湿して、回復させましょう！

でも、単純に水分補給すればいいって考えてはダメですよ。
ただ水分を外側から補うだけではお風呂に入った後と同じで、３０分もしたらまたシワシワです。
むしろかえって乾燥が進んで、逆効果になります。

水分を補うんじゃなくて、水分を抱え込んでくれるものを補給するんです。
角質の水分の８０％をキープしている細胞間脂質の半分近くを占めるセラミドを補えば、保湿効果はバッチリです。
それから、コラーゲンやヒアルロン酸は保湿剤として使えば、とっても優秀です。
正しい保湿のしかたについては、ぜひこちらを読んでみてくださいね。

乾燥肌さん！いくら化粧水たたきこんでも改善効果はないんですよ。

お肌がしっかり水分をつなぎとめることができれば、小ジワはとれます。
でも、放っておくと、加速度的に深くなっていって、とれにくくなるので、早め早めにケアしましょう。

そして、もちろん紫外線、暖房、寒気などによる乾燥にも注意が必要です。
保湿の徹底、まずこれだったら、すぐ始められますよね。

いくらちゃんと保湿してもとれないシワ … それが大ジワです。

… というわけで、シワをとるにはまず保湿というのは、決して間違いではないのですが、お風呂に入ろうが、いくらセラミド補給しようが、けっして消えてくれないシワ、ありますよね。
わたしはけっこうありますよ?、おでこにも、目尻にも。
ハイ、これを「大ジワ」といいます。

いくら保湿しても消えないシワは、乾燥が原因ではありません。
「加齢」が原因です。
と言ってしまうと、元も子もないようですが、そもそもなぜ年をとるとシワができるのでしょうか。

すごくざっくりと言ってしまうと、
年をとると、真皮にあるコラーゲン自体が変質したり激減してしまうので、お肌を支えきれなくなって、弾力がなくなってしまうからです。

イメージとしては、スプリングが弱くなっちゃったマットレスみたいな感じで、元に戻らず凹んでしまうわけです。

大ジワをとるにはどうしたらいいのでしょうか？

さて、加齢が原因なんだったら、大ジワってもうとれないの？！という疑問です。
カンペキにとれる！とは、なかなか言いにくいところです。

でも、コラーゲンが減るから、コラーゲンの質が低下するから、シワができるのなら、
コラーゲンをつくり出す力を強くすることができないか、コラーゲンの質を低下させないためには、どうしたら良いのかということになりますよね。

実は、方法はあるんです。
コラーゲンが減るのは、コラーゲンをつくり出す細胞の力が低下してしまうからなので、その細胞を活性化、元気にすればいいんです。

その細胞の名前は「線維芽細胞（せんいがさいぼう）」っていいます。

線維芽細胞は、お肌のハリを保つコラーゲンだけでなく、弾力を維持しているエラスチン、水分を保っているヒアルロン酸もつくっています。
加齢に伴って、細胞自体の能力が衰えるだけではなく、実は増殖能力もすでに２０代後半から低下してくるのだそうです … うーん、早すぎません？

線維芽細胞を活性化して、コラーゲンの産生を促進する成分として代表的なのは、レチノール、ビタミンC、FGF(線維芽細胞増殖因子)などがあります。
ちなみに、コラーゲンドリンク飲んでも、コラーゲン配合化粧品塗っても、コラーゲン増えませんからね。
そのへんの詳しいところは、こちらを読んでみてくださいね。

飲んでも塗っても効果がない？！どうすればコラーゲンって増えるの？

笑顔が多いとシワができちゃう… どうする、表情ジワ？

実は顔面には４０以上の表情筋があって、収縮すると皮膚にシワができて、それにともなって表情があらわれます。
つまり、笑ったり泣いたり、情緒的な感情を表現するときに、シワができます。
これが年齢を重ねるにつれて、深くなって固定されてくるので、目立ってきます。
これを「表情ジワ」といいます。
代表的な表情ジワが、目尻のシワ、眉間のシワ、おでこの横ジワ です。

笑顔がいっぱいで、表情が豊かだけど、目尻にシワがある人と、能面みたいに感情を表わさないので、シワがでない人がいたとしたら、どっちが魅力的でしょうね。
だったら、わたしは笑いジワは幸せの象徴ということで、あっても良い気がします。

ところで、幸せとは関係のない表情ジワもあります。
いつも眉間にシワ寄せるクセのある人いますよね。
けっして不機嫌だからとか、考え事をしているからとは限りません。
こんな場合は、もしかしたらメガネやコンタクトレンズが合っていないのかもしれませんよ。

それから、わたしはマスカラ塗るとき上目づかいになると、おでこに深?いシワができます。
おでこのシワも、眉毛を上げたり、眼を見開くクセによって、深く固定されることの多いシワです。

表情ジワは、繰り返されることでできる皮膚の折りジワですから、クセを直さなければ深くなる一方です。

視力に問題があるなら、きちんと合ったメガネやコンタクトレンズにする、
考え事するときには眉間を意識する、
眉毛を上げるのは、感情を表現しているのか、眼を大きく見せたいという潜在的な気持ちからやってしまうクセなのか、
もしかしたらまぶたが下がってしまう病気・眼瞼下垂だからなのか …
ちゃんと原因を把握することも大切ですね。

というわけで、表情ジワをとるために、一番効果的だと言われているのが、ボトックスです。
表情ジワの原因となる筋肉の動きをブロックすることによって、シワができないようにするというしくみですね。

実は、ボトックスと同じように、表情筋に作用して弛緩させることによって、シワができにくくする成分もあるんです。
代表的なのが、アルジルリン（アセチルヘキサペプチド-8（3))と、シンエイク(ジ酢酸ジペプチドアミノブチルベンジルアミド)です。

ただ、いちばんとれにくくて、手ごわいのが、この表情ジワです。
幸せな笑いジワ以外の表情ジワがある場合には、なぜできちゃうのか、ちゃんと原因を追求して、シワを意識してつくらないようにしたいですね。

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