洗顔するときのお湯の温度が高いとシワが増えるってホント?!
洗顔するときのお湯の温度って、すごく大切。
スキンケアっていうと、どうしても化粧水や美容液に意識が行きがちだけど、実は洗顔がすごく大事なのよね。
シワが増えるような洗顔方法を、毎日続けてたらホントにまずい!
そのあとにどんなすごい化粧品をつけても、結局意味ないよね。
洗うお湯の温度によって、シワができてたなんて…かなり盲点だったかも。
わたしはサッパリしたい派なので、シャワーでそのまま洗うことがよくあったんだけど、止めて1か月たったら、肌のケバ立ちがなくなった。
なるべく「冷たくない水」で洗うだけで、肌トラブルがよくなるなんてびっくりした!
適温知ってますか?あなたは洗顔するとき何℃のお湯を使っている?
香織です。
顔を洗っているお湯や水の温度って計ったことありますか?
実際に計ったことのある人って、あんまりいないと思います。
「だって、計らなくったって湯沸器で温度設定できるじゃない!」っていうツッコミもあるかもしれませんが、それは承知のうえでの質問です。
いちいち顔を洗うときにパネルで温度設定を変えている人は、きっといませんよね。
普通に水の量を増減させて、熱くするとかぬるくするとかで加減していると思います。
なんでもできるだけ数値化するのが、わたしたちのポリシーでもあるので、デジタル温度計を使ってみました。
お料理用に使っているものですが、防水なのでバシャバシャ濡れちゃっても大丈夫なんです。
さてまずわたしたちは何℃で洗顔していたのかを、実際の計測値でお見せします。
わたし・33.5℃、なつきちゃん・34.6℃でした。
なつきちゃん、お風呂で撮ったのでモヤってますね(笑)
でもサッパリしたかったり、めんどうだったりすると、シャワーのお湯をそのまま顔にあてて使っていたそうです。
42℃設定のシャワーの温度は、実際に計ってみたら40.7℃でした。
わたしたち2人とも、今までそんなに洗顔するときの温度を意識していませんでした。
あんまり熱すぎないほうがいいだろうけど、水だと冷たくてすすぎ残しが出そうだし、汚れもきちんと落ちなさそうと思っていました。
なつきちゃんはよくシャワーでそのまま顔に当てて洗顔していたけど、熱すぎるとは思っていなかったそうです。
これが大変なまちがいでした!
洗顔にはきちんと根拠のあるベストな水温があります。
お湯の温度が高すぎるだけで、シワが増えていたんです。
洗顔するときのお湯の温度が高すぎるとシワが増えるんです!
クレンジングのとき、なんとなく油っぽさが残るのが気になって、ちょっと熱めですすぐことってありませんか?
温度高めのお湯のほうが、油分がサッパリ落ちる感じしますよね。
それからなつきちゃんみたいに、42℃くらいの熱めのシャワーを浴びながら、洗顔を同時にしていることありませんか?
ズバリ、どちらもシワの原因です。
すすぎの時の水温が高いと、経表皮水分蒸散量(TEWL=Transepidermal WaterLoss、経表皮水分喪失 ともいいます)が増えます。
どういうことかというと、人間のカラダからは絶え間なく目に見えない水蒸気が蒸発していて、水分が失われています。
当然顔の皮膚からも絶えず水分は出て行っている状態。
42℃のお湯を使った場合、ぬるま湯を使った場合に比べて、明らかにTEWLが増えることがわかっています。
しかも洗顔後1時間経過したあとでも、どんどん蒸散量が増加!
結果として角層の水分量が減ることになるので、お肌の乾燥が進んでシワの原因になってしまいます。
そしてまた水温が高いと、角層中のセラミドが流出してしまうことも立証されています。
セラミドってけっこうよく聞きますが、簡単に説明すると、皮膚のバリア機能を保ってくれている存在です。
角層の細胞の間を埋めるセメントのような役割を担っているものを「細胞間脂質」と呼び、セラミドはその半分を占めています。
セラミドは脂となじみやすく(親油性)かつ水とも仲良し(親水性)という性格を持っていて、角層中の水分が蒸散しないように水を抱え込んでいます。
そんなセラミドが水温が高いと溶け出てしまうんです!
ということはこれもまたお肌の乾燥につながるわけで、シワの原因になってしまうわけです。
ただでさえ、40歳をすぎると、20歳のときにあったセラミドの量は半分以下に減少すると報告されています。
お湯で流しちゃうなんて、もったいないですよね!
シワをつくらないために!洗顔にベストな温度は31〜34℃です。
ではわたしたちの洗顔温度は、どうなんでしょうか?
実は、これがギリギリOKの温度でした。
計ってみたときに、わたし・33.5℃、なつきちゃん・34.6℃でしたよね。
クレンジングや洗顔料の使い方には、すすぎは「水かぬるま湯」と書いてあることが多いですよね。
一般的に「ぬるま湯」というと30〜36℃くらいを指していますので、まったく問題なさそうですが、ちょっと待って!
ポイントは「人肌のぬるま湯」です。
人間の体温って、36〜37℃くらいですよね。
ところが顔の表面はもっと低くて、32〜35℃くらいなんです。
汚れが落ちやすくて、しかも刺激が少ないベストな温度は、体温よりも少し低いくらいの温度と、皮膚科医の先生も言っています。
… というわけで、洗顔に最適の水温は、顔の表面温度を超えない = 35℃を超えない = 31〜34℃ です。
水温は計るのが一番わかりやすいですが、そのためにわざわざ温度計買うのもね〜と思いますよね。
簡単に洗顔に最適な温度にするいい方法があるんです♪
だいたい31℃くらいになるはずです。
実際になつきちゃんに試してもらったところが、この写真です。
見事にちょうどいい感じの31.2℃になっています。
そして水温と同じくらい、洗顔にはとても大事なポイントが。
皮膚は洗顔すると洗顔の前より乾燥してしまうんです。
もちろん洗っているときは水分に触れているから減ることはないんですが、5分後には明らかに洗顔する前より水分量は減ってしまいます。
洗ったらすぐに保湿しましょう!
「保湿」に多い勘違い・まちがい、水分を与えるんじゃありませんよ〜。
気持ちいいからって、水スプレーしたり、化粧水パシャパシャすると、もっと乾燥がひどくなってしまいます。
きちんとお肌が水分を抱え込むことができるように、「保湿成分」を補ってください。
お肌にすごく大切な保湿については、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
それから顔を拭くときには、タオルで軽くおさえるように拭くこと。
絶対に強くゴシゴシこすってはダメです!
軽く抑えるように拭くようにすると水分蒸散量が少ないことが、実験で立証されているんです。
水分でふやけているところに、こすったら …
ラップの薄さしかない角層が剥がれたりめくれたりして、ますます水分が失われやすくなります。
なつきちゃんは、シャワーの高温洗顔をやめただけで、顔の乾燥ケバ立ちが気にならなくなりました。
毎日毎日繰り返す洗顔です。
小さいことの積み重ねが、シワ対策につながりますよ〜。
- 洗顔する時の水温が高いと、経表皮水分蒸散量(TEWL)が増えて、角層の水分量が減るので、お肌が乾燥してシワの原因になります。
- 洗顔する時の水温が高いと、角層中のセラミドが流出してしまい、角層の水分量が減るので、お肌が乾燥してシワの原因になります。
- シワをつくらないためのベストの水温は、顔の皮膚の表面温度を超えない31〜34℃です。
- 洗顔したらすぐ保湿する、拭くときには軽くおさえるようにすることでも、経表皮水分蒸散量(TEWL)を抑えることができます。
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