パーフェクトワン 徹底研究
テレビショッピングでもおなじみのパーフェクトワン モイスチャージェル。
コラーゲンは加齢によって量が減り、質も悪くなってしまうので、5種類のコラーゲンをたっぷり配合することによって補うという、1つで6役のオールインワンジェルです。
製薬会社がつくっているというところも、効きそう感があって、うるおいそう?とは思うのですが、シワ・たるみにはいったいどうなんでしょうか?
※ 2017年3月現在、トライアルセットは販売終了しています。
シワ・たるみとりコスメに必須!4つのポイント評価
コラーゲンを増やす | 肌の水分量を増やす | 抗酸化作用 | 浸透メカニズム |
シワ・たるみとりコスメを選ぶときにはずせない4つのポイントとは?
- 5種類のコラーゲン(カプセルコラーゲン、皮膜コラーゲン、ベビーコラーゲン、保護コラーゲン、浸透コラーゲン)を独自に組み合わせた『複合型リフティングコラーゲン』配合がウリのオールインワンジェル。
- 2006年から販売されていた『ラフィネ』シリーズが、2014年4月に「落とす」「うるおす」「仕上げる」というベースメイクまで3ステップで完結する『パーフェクトワン』シリーズとしてリニューアル。ジェルの成分は2013年10月に改良済み。
- 2016年10月にリニューアル、コラーゲンが5種から7種に増え、紫根エキス、イノシトールを新たに配合。
「コラーゲン」はたくさん塗っても補えません。
香織です。
加齢によって、コラーゲンが減ってしまう… なんとなくイメージはわかると思うんですが、じゃあなんでコラーゲンって減っちゃうんでしょうか?
ここ、大事なんです!
コラーゲンは表皮の下の真皮の約70%を占めるといわれています。それをつくりだしているのが、線維芽細胞(せんいがさいぼう)です。
作っていることばかり強調されがちなのですが、正確にいうと、線維芽細胞はコラーゲンの生産もするし、分解もします。
加齢によって、細胞の数も減りますし、細胞自体のチカラも衰えてきます。そうすると、分解されるコラーゲンの量が生産を上回ってしまいます。これが、加齢でコラーゲンが減る原因なんです。
そして、線維芽細胞が減り始めるのは25才前後といわれています。
は、早いっ…!
というわけで、お肌を支えてくれてるスプリングの役割をしているコラーゲンが減ると、ハリ・弾力がなくなり、シワ・たるみができるわけです。
では、コラーゲンを増やすにはどうしたら良いのか?
そうですね、一番大切なのは線維芽細胞を増殖させたり、活性化させることです。
線維芽細胞は、コラーゲンだけでなく、コラーゲンをつないでいるエラスチンや、水分を保持してくれるヒアルロン酸もつくっているんです。
あれ…?そうなんです。
コラーゲンつけても、コラーゲンになるわけではないんです。
皮膚には外部からの異物の侵入を防ぐバリア機能があって、ちょっとやそっとで、真皮までは届かないようになっているんです。
真皮まで到達するには、分子量がとても小さくなくてはなりませんが、パーフェクトワンに配合されているカプセルコラーゲンであっても、コラーゲンのある真皮まで到達できるサイズではないんです。
ということは、コラーゲン減っちゃうからコラーゲンをたっぷり補えば良いっていうのは、ちょっとヘンなんですね。
5種類のコラーゲンは「保湿」成分です。
パーフェクトワン モイスチャージェルには、5種類のコラーゲンが配合されているということなのですが、全成分表示には「◯◯コラーゲン」という成分が3つしかありません。
そこで、新日本製薬のお客様相談室に電話して、聞いてみました。
感じの良い方(Nさんとします)でしたが、「5つコラーゲンが入っているということなのに、全成分表示には3つしかないんですが、どうしてなんですか?」という質問に対しては、途中3分間の中断を含めて、10分21秒の通話では、正直理解することはできませんでした。
お話ししてくださったのは、
… だということでした。
あとは役割が違うと分子量も違う、『複合型リフティングコラーゲン』としての配合なので、(企業秘密でもあり)これ以上はお話できないというお返事でした。いずれにしても、パーフェクトワンのサイトでそれぞれのコラーゲンの説明をチェックすれば、すべて「保湿成分」であって、コラーゲンを補っているわけではないのはすぐわかります。
それだけに、まぎらわしいキャッチコピーはどうなのかな?というのが、わたしたちの印象です。(※2015年4月当時)
下のチェックポイントにも書きましたが、ちゃんとコラーゲン増やすような成分も配合されているんですよ?。
8秒に1個売れているオールインワンジェル・パーフェクトワンについて、もっと詳しくはこちらへ
パーフェクトワン モイスチャージェルを4つのポイントでチェックしてみると
それでは、シワ・たるみとりコスメに絶対欠かせない4つのポイントについて、パーフェクトワン モイスチャージェルをチェックしていきましょう。
- コラーゲンを増やす成分が入っている
コラーゲンを分解する酵素・コラゲナーゼの活性を抑制するといわれているゲットウ葉エキス、アセロラ種子エキスが配合されています。また、ヨーロッパアキノキリンソウエキスは、コラーゲンの弾性を高めて、コラーゲン量を増やすそうです。ゲットウ葉エキスには線維芽細胞の増殖を促進する働きも報告されています。
- 肌の水分量を増やす成分が入っている
皮膚表面に薄いコラーゲンの膜をつくって、水分を保つ加水分解コラーゲン・水溶性コラーゲンを配合しているほかにも、角層内で水分を保持するセラミドが1・2・3・6Ⅱと、4種類入っています。
- 抗酸化作用がある成分が入っている
赤ワインの30倍のポリフェノールを含むといわれるゲットウ葉エキスのほかにも、抗酸化作用のあるハイブリッドローズ花エキス、アセロラ種子エキスが配合されています。
- しっかり肌に浸透するメカニズムをもっている
カプセルコラーゲンは分子量3000程度なので、角質層までは浸透します。また、加水分解コラーゲンも通常のコラーゲンが分子量30万レベルなのに対して、数千以下の大きさのコラーゲンです。
このレビューを書いた2015年当時は、新聞広告でも大々的に「加齢で減っちゃうコラーゲンをたっぷりのコラーゲンで補いましょう」みたいなことが書いてあったけど、今は保湿メインの訴求になって、「ハリが出て、乾燥小ジワがなくなる」と、ずいぶん控えめになったかも。
オールインワンジェルといえば、なんといっても一番有名なのは、ドクターシーラボのアクアコラーゲンジェルだから、当然そこを意識してのことでしょうけどね。
数えるのに大変なほどの成分が入っているアクアコラーゲンジェルに比べては少ないけど、オールインワンだけにかなりいろんな成分が入っているし、シワ・たるみにも効果のありそうなのも入っているのよね。
モイスチャージェルは、ドクターシーラボみたいな強烈な匂いやクセがなくって、乾燥&敏感肌のわたしでも使えた。でも、クレンジングリキッドはかゆみが出て、ダメだったんだけどね?。
基本的にオールインワンを使いたいという人は、「時短」と「保湿」が主目的という人が多いけど、シワ・たるみを解決するためには、保湿の徹底だけではやっぱり限界あると思うな。
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